ジェンダーフリー親子

先日、70歳になる母が高齢者運転講習に行きました。

 

「写真撮ってきたんだけど、なんか気に入らないから撮りそうかな」

 

渡された四つ切りの小さい写真の中には性別不詳な白髪の人がいた。

 

「性別がなくなったねぇ~。さっきすれ違った人おじさんかな?おばさんかな?ってなる人じゃん。

流行りのジェンダーフリーですな。」

 

母は再び写真を眺め、何が足りないか納得したようで、「次は口紅付けて撮る」と言ってました。

 

 

ジェンダーフリー

役割をなくそうぜ!って意味で、もちろん女を失うということではない。

 

私は出産後丸一年美容院に行ってない。

行く気になれず、後ろにひっつめ一つ結びをしている。

 

髪の分け目をつけてなかったんだけど、今日はセンター分けにしてみた。着衣は上下デニム。

 

ここにもいました、性別がわからない人が。

 

「ネイティブ」という単語が頭に浮かぶ。

 

何人?

男?女?

今、西暦何年?

 

なんなんだろう。

なんとも言えない人が鏡の前にいて、不思議な気分。

 

アクセサリーや、

流行のものや、

日本人ぽいものは、役割やどういう人なのかということを表現していたんだなあとしみじみ。


何者!?

 

髪の毛伸ばして3つ編みにしたい。